学校では精神面も学べる

理学療法士は医療職の一つとして、患者や利用者の命や人生に大きな責任を持った職種です。したがって、ただ高い技術を持っていればそれでいいというわけではありません。もちろん技術は必要ですが、一方的にその技術を提供するだけでは医療や福祉とは言えないことは明らかです。最終的に自身のリハビリの方向性を決定するのは患者や利用者、またその家族ですから、理学療法士にはそのような方々の人生に関わっているという責任感や、気持ちに寄り添う人間性も求められます。

養成校ではこのような精神面を養っていくこともその目的の一つになります。時に昨今の大学生はアルバイトやサークルにばかり精を出し、肝心の勉強に目が行かないなどと指摘されることがありますが、理学療法士を目指す場合、在学中に習得しなければならない勉強量は膨大で、そのような余裕はあまり無いと考えたほうが良いでしょう。

特に専門学校の学生の場合は、前述の通りカリキュラムが全て専門科目で構成されていることが多いので、その負担もより大きくなってきます。課題や予習復習に追われることもあるかもしれませんし、学校内での振る舞いや礼儀にも細かい指導が入ることもあるかもしれません。しかしそのような生活を経て自律心を養ってこそ、人の命や人生を預かる理学療法士になることができると言えます。